11月6日(火)


野菜のフラミッシュとサーモンのキッシュ

今日は昨日仕込んだ生地と野菜を使ってFlamiche aux legumes(野菜のフラミッシュ)とQuiche au saumon(サーモンのキッシュ)を作る。Flamicheというのはイーストが入るパン生地の一種で、他のキッシュと同じように型に敷いて使う。

Quiche au saumon用に、鮭がまるまる1匹用意されていた。新巻鮭ならまだしも、生の鮭の顔をまじまじと見ることはあまりないので、あまりの大きさと新鮮さに写真まで撮ってしまった。

シェフは頭をなでてから、早速さばき始める。お菓子のシェフでも魚もさばけないといけないのか、と感心して見ていると、おいしそうな身が見えてきた。お刺身にして食べたいくらいのきれいな鮭で、シェフも「サシミ!スシ!」と冗談を言っている。私たち日本人生徒は和食が恋しいあまり、鮭がオリーブ油と塩・胡椒でマリネされるのをちょっと残念に感じてしまった。

生地をセルクルに敷き、Flamiche aux legumesの方は昨日炒めた人参、ポワロー葱、マッシュルームを詰め、アパレイユを流し入れる。Quiche au saumonの方は同じく昨日用意しておいたトマトのソースと鮭のマリネを入れ、同じくアパレイユを流す。
オーブンに入れると、いつもとは違う塩味のいい匂いがして、甘い匂いにちょっと飽きてきた私達にはなんとも魅力的!

2台もお持ち帰りができたので満足して箱に詰め、シェフの分を試食する。フラミッシュの方はアパレイユがリッチな配合だったので少し固めな仕上がり。野菜だけなので、野菜不足気味の私には嬉しいキッシュだ。まわりのパン生地も食事っぽくておいしい。そしてサーモンは、期待通りのおいしさで、特に焼きたての熱々はアパレイユもほどよい柔らかさでおいしかった。

家で食べるときは温めなおすといいけれど、やはり生の状態から焼いた時のこのおいしさには劣ってしまうと思う。こういうものをササッと作ってちょうどいいタイミングで食卓に出せるようなお料理上手になりたいものだ・・・。